外壁塗装でよく使う色の基礎知識

色の基礎知識

色の基本例



アメリカの画家マンセルが創案した色体系を改良、修正して作られた修正マンセル表色系が、色の表示の規格の一つとして利用されています。色相・明度・彩度で表現されています。
それをベースに(社)日本塗料工業会より「塗料用標準色」が提案されています。

外壁塗装の色選びの際はそのカラーサンプル約650色の中から選んで頂く事が出来ます。
又各メーカーから「色褪せ」「持ち」「調和」等の観点から、おすすめの標準色も提案されていますのでそちらを参考にするのもよいでしょう。

マンセル色表

色相
皆さんが日常色の表現で使われる「赤色」、「黄色」「紫色」などの事です。

R(赤)・Y(黄)・G(緑)・B(青)・P(紫)の5種類で大別され、その中間のYR・GY・BG・PB・RPと合わせて10分割したものです。

 
色の明るさの度合を示します。その色の「反射率」を他の色と比べて多いか、少ないかを表します。
黒を「0」、白を「10」とし10等分しており、11段階で表されています。
明度


ある色相、明度の鮮やかさを表します。濃淡の度合の指標で色相と明度により最高彩度は異なります。
無彩色を「0」基点とし、色の鮮やかさが増すほど、大きくなります。
彩度


塗装で表現できる色や質感は限りがありますが、沢山の色の中から塗装色を選択する事は、小さいときにはじめて色鉛筆のセットを買ってもらった時のようなワクワク感がありますね。
その色の持っている性格やイメージと今後の生活スタイルを組み合わせて、自分たちらしい「色」を考え決めていく過程も楽しみではないでしょうか?



配色を考えよう


配色
色は大きく膨張して見える色と、小さく収縮して見える色があります。
白系、黒系など、洋服のコーディネイトで皆さんも経験があると思いますが、色は同じ面積でも明るい色はより大きく見え、実際より近くに見えます。又軽やかに感じるでしょう。

反対に暗い色は小さく見え、遠くに見える。重厚に感じます。
家の形を利用して、どこにどれだけの色を配色するかを決める場合、暖色系、寒色系のバランスを取るのに有効な手法です。

 
向かい合う色は「補色」(混ぜると無彩色「灰色」になる関係)の関係にあり、明度の差を少なくし、同時に使用すると、ハッキリとしたコントラストが生まれます。
建物の形状や塗装する面積比にもよりますが、アクセントとしての「補色」の利用はメリハリの効いたデザインに仕上がります。
補色効果

補色効果

色決めの際「補色」と共によく使われる手法で、「色の明るさ」の違いを効果的に取り入れると、その色を本来の色より明るく見せたり、暗く見せたりすることができます。同じ色でも、背景や周囲の色によってまるで見え方が違いますね。「使用したい色」がある場合の、周辺(建物、近隣)との調和をとる時などに有効な手法です。

※黒色を背景とした方の青色のほうが明るく見える(色の対比)
明度

明度

補色効果
好きな音楽でも、一度に沢山聞くと騒音となり不快になります。
色も同じく、あまり沢山の配色をするのは好ましくないでしょう。

外壁塗装をする場合1~2色程度が一般的ですが、多くとも一度に見える色は「補色」×「2組」の組み合わせで4色程度に納めておく事が無難です。
どうしてももっと沢山の「色」を使用したい場合はアンバランスにならないよう、中心となる色をえらんで、他の色を面積や部位に応じて振り分けていく方法をとると良いでしょう。

 
鮮やかさを強調
「鮮やかさ」の異なる色を並べると、明るい色はより明るく見えます。AとBの真ん中の色は同じ色です。

Bのほうが彩度の低い背景となりますので、真ん中の色がより鮮やかに見えます。

テーマとなる色を鮮やかに見せたい場合は、種周辺の色を「彩度の低い色」にすることで、より強調する事が出来ます。
 
どうしても使用したい2色の配色が普通に考えて「合わない・・・」など難しい場合は、間に「白」や「黒」、「灰色」などの無彩色を入れると「分離効果」により調和しやすくなります。
合わない2色

kiso-13
全体的に美しい調和を図るために統一感は必要だと思いますが、「色相、明度、彩度」の組み合わせを上手に利用し、建物のベランダやポーチ等の凹凸、若しくは1Fと2Fの間にある幕板、雨樋などをラインアクセントとして活用して、今までと違った印象を持った家とする事も面白い挑戦かもしれませんね。


色分け

カラーシミュレーション

カラーシミュレーション
夢と希望は膨らみますが、なかなかイメージが湧かないのも「色選び」ですね。
洋服でも、ヘアースタイルでも、なかなか思うようにいかないもの!!ましてや外壁なんて・・・
でも上手く「決まった!!」時はとてもうれしいもの。大きさに比例するわけではありませんが、洋服とは比べ物になりません。
10年に一度の「試着」ですからじっくり検討してみましょう。


やねかべパークではお客さまのイメージをまとめる「手助けツール」として、お客様の家をカラーシュミレーションさせて頂きます。
あくまでも全体的なイメージ創りの為、最終的にはカラーサンプルを用い現地にて決めてまいりますが、その過程の中で、担当者は「色使い」はもとより、耐候性、塗料材、メンテナンス性なども含めてアドバイスさせて頂き、2人三脚で取り組ませて頂きます。

カラーシミュレーション