外壁塗装下地へのこだわり

中圧注入器により弾性エポキシ樹脂注入
外壁塗装の際、下地補修・下地処理という工程、費目があります。
塗装するにあたり、塗料の密着度と性能を最大限まで上げていく為に必要な、塗装前の各種作業の事です。

塗料材は工場生産されていますので、品質は折り紙付きです。
その為、選んだ塗料が最大限の性能を発揮できるかは「下地の補修・処理」の良し悪しで決まってきます。
塗り替えのリフォームの作業工程の中で、一番重要かつ技術を要する作業であり、「塗装品質」に大きく影響するものです。


やねかべパークでは、「お客様の望まれる品質の確保」の観点から、この「下地工事」を最重要な施工と位置付けております。
「建物調査」により必要な補修と、その方法を選定させて頂いておりますので、例えば壁の「ヒビ」一つにしても、


 ①ベランダ等の付け根のクラックは自重による経年劣化なのか、地震によるものなのか?
  構造によるものなのか?振動によるものなのか?

 ②角にある通し柱近くにあるクラックは地震によるものなのか荷重によるものなのか?
  構造によるものなのか?地盤、基礎などの影響を受けているものなのか?

 ③壁全体的に入っている細かいクラックはモルタルの収縮によるものなのか、新築時のモルタルの薄塗のせいなのか?
  地震の影響なのか?道路の振動、地盤の影響なのか?


など、建物診断をするといろいろな角度から、お客様のお宅を分析する事ができます。


最終結果として、施工上の対処としては「雨水の侵入を防げばよい」という事にはなりますが、
同じようなクラックでも原因によりその補修方法が違います!!

またひびが入るであろうと予測できるクラックと、そうでないものを同じ補修方法で良いわけがありません。
クラックの原因が解り、その原因を断つ事が一番ですが、構造や地盤等の影響を受けている場合等は、対処ができる場合とできない場合があります。
その際はクラックの入り方などにより、どのように力が加わっているのかをシッカリ見極め、ただ《雨水の侵入を防ぐ》ではなく《雨水の侵入を長期間防ぎ、できるだけ再発しないような補修をする、又再発しても、長期間躯体等に影響がないように補修しておく》所に違いがあります。

私共は「目指す品質の確保」に向けシッカリ施工させて頂きます!!

又このような「徹底した診断」→「こだわりの下地工事」を積み重ね、同じ塗料でも、最大限の性能を発揮させますので、やねかべパークの外壁塗装は「ながもち度」に差がでます。

実際の下地補修工事

1.外壁のクラック補修(樹脂モルタル刷り込み)

ヘアークラックとは0.3mm以下のヒビ割れの事で、モルタル壁などの表面にあらわれる細かなヒビのことです。
セメントフィーラーやカチオンフィーラー、微弾性フィーラー等、外壁の種類、現況などに合わせて、防水性、密着性を高める為に使用します。
0.3ミリ以下の細かなヒビとはいえ、長い目で見て、上に塗装する塗料材に悪影響を及ぼす事も考えられますので、必要な場合はシッカリ補修します!!
ヘアークラックをカチオンフィーラーにて補修したところ
ヘアークラックをカチオンフィーラーにて補修したところ。

乾燥後ヤスリペーパーにて、表面の凹凸を削り、塗装がシッカリ密着するように均す。
乾燥後ヤスリペーパーにて、表面の凹凸を削り、塗装がシッカリ密着するように均す。

2.外壁のクラック補修(Uカット・Vカットシール充てん工法)

クラックとは0.3mm以上のひび割れの事を言います。
木造モルタル造の場合は、モルタルの厚みを確かめながら、モルタル下にあるラス網、アスファルトフェルト(防水紙)を傷つけないように、専用道具にてクラックに合わせて切り込みを入れていきます。これによりクラック自体の目視ができますし、切り込み深さまでシーリング材を充填できます。

又起こるであろうひび割れに対しては、誘発目地のような役目も果たす効果が期待できる為、有効な補修方法です。
本来は鉄筋コンクリート造の補修方法ですが、必要があればモルタル外壁の他、ALCの外壁や、サイディング材の補修でも同様の補修施工を行う事があります。

クラック
専用機械にてV若しくはUカット+場合によりクラック周辺塗膜撤去

ボカシの為塗膜撤去

※ボカシの為塗膜撤去

専用プライマーを塗布
清掃後、専用プライマーを塗布


シールにてクラックを補修
シールにてクラックを補修


クラック補修イメージ


表面から見るとこんな塗膜の割れでも、時間経過と共に中に水分が侵入し、削っていくと見えない旧塗膜がはがれ、クラックが沢山入っているのが分ります。
before
クラック

horizontal
after
クラック

表面をカット
クラックを補修する為、専用機械により、モルタルの下地のラス網、防水等を傷つけないようクラックそって表面をカットしていきます。

クラック
患部がシッカリ見えるようになりました。ここにシーリング材を充填していきます。

段差の調整
シーリング材は硬化するときに若干痩せますので、何日か硬化を待ってから、カチオン、樹脂モルタル等で周辺との段差の調整を行います。

周辺との段差が出ないよう紙ヤスリにて削っていきます
カチオン、樹脂モルタル等も乾燥後少し痩せていきますので。
もう一度、カチオン等塗布し、乾燥を待って、周辺との段差が出ないよう紙ヤスリにて削っていきます。


肌合わせ(吹き付け等)
補修部分と周辺の模様と合わせる為、「肌合わせ」(吹き付け等)という作業を行います。これにより模様の補修が終わる為、通常の塗装工程に入っていきます。


肌合わせ(吹き付け等)

3.外壁のクラック補修(弾性エポキシ樹脂注入 HSS工法)

パル・ユニット株式会社のHSS工法はひび割れに対しUカット・Vカットをしなくても、1液弾性エポキシ樹脂をクラック内に圧入する事の出来る工法です。
高圧洗浄後に、クラック内部が湿潤状態であっても、しっかり硬化する湿気硬化型です。
又構造的クラックの等の場合、二次劣化を発生させない弾性タイプです。
中圧注入器により弾性エポキシ樹脂注入

清掃
中圧注入器により弾性エポキシ樹脂注入・清掃

コニシ株式会社のボンドOGS工法はひび割れに対し、1液型弾力性エポキシ樹脂注入材(OGグラウト)を注入する工法です。
常温で80%以上の伸びを示し、外部からの応力を吸収可能でひび割れの挙動に追従します。
1液型弾力性エポキシ樹脂注入材


1液型弾力性エポキシ樹脂注入材


4.シーリング工事

サイディングの外壁塗り替えで重要な下地処理として、シーリング材(コーキング)の打ち替えがあげられます。サッシ周りや換気フード廻り、サイディングどうしの継ぎ目のシーリング材は、雨水の浸入を防ぎ建物を守っています。

サイディング材には製造過程で、はじめから耐水処理を施している物が大半ですが、現場での施工過程で必ず切り落とし、穴あけ等の作業が生じます。その断面・端部に関してはシーリングの処理しか行われていないのが実状です。
サイディングの主材料である繊維質とセメントの混合物では雨水に対しての耐久性はまったく無いに等しく、シーリング材が劣化し硬くなり機能しなくなると、サイディングが吸水し始め、最悪の場合はサイディング自体の張替え・下地のやり替え等で、多額のメンテナンス費用が必要となります。

窯業系サインディングの外壁

新築後10年経過後のサイディングの外壁

窯業系サインディングの外壁

やねかべパークの、サイディング外壁塗り替えリフォームでは、シーリング材を「打ち増し」ではなく「全て打ち替え」で施工させて頂いております。古いシーリングを一旦全て撤去し、新しく打ち直す施工の仕方です。
又シーリング材も、現状よく使用されている3~5年程度の耐候性のものではなく、10年以上の高耐候性を誇る商品を使用している為、次回塗装までしっかりご自宅を、雨水の侵入から守れます。
窯業系サインディングの外壁


金属系サインディングの外壁

モルタル外壁面にとっても、シーリング工事は非常に大切な下地工事となります。
外壁には、様々な突起物(サッシ・庇・ベランダ・排気口)があり、外壁モルタル面との「取り合いの部分」から雨水が侵入する恐れがあります。
このような場所から雨水が侵入すると、塗膜の裏のモルタル面が吸水し、伸縮を繰り返し、クラックが入ります。
又塗装を内側から剥離させていく事もあります。
新築時は全く処理されていない事も多いのですが、外壁のリフォーム時は、今後10年を考えると、やはり必要で重要な作業と言えます。
シーリング

シーリング

シーリング

シーリング


シーリング

シーリング材の補修として基本は、「増し打ち」や「打ち替え」といった補修方法が多くなっております。
もう一つ、補修方法としまして「目地カバー」というものがあります。

目地カバーとは、ガルバリウムやステンレス素材の鋼板をサイディングの目地上から被せるといった施工方法です。
目地カバーを上に取り付けることにより、紫外線からシーリングを守り、長期間シーリングを保つ補修方法です。
長期間シーリングを守るだけでなく、「シーリングの深さが規定通りに施工されていなかった」場合や「目地周辺の外壁が劣化でボソボソしてしまい、目地を補修しても外壁劣化部分から雨水の侵入のおそれがある」場合などにも使用されています。
シーリングに紫外線が当たらないため、劣化を防ぎ、長期間シーリングが保ててメンテナンスコスト費用が軽減されると考えられます。
目地カバーOLYMPUS DIGITAL CAMERA

目地カバーIMG_7105

目地カバーOLYMPUS DIGITAL CAMERA

5.様々な下地補修

やねかべパークでは、外装に関わる様々な補修作業のほぼ全てを自社施工しております。
「お客様の為に!」と劣化原因の追究と、補修方法の探求をしてきましたが、今となってはこの高い技術力が当社の「宝物」となっております。
ALC壁の欠損補修

ALC壁の欠損補修



タイルの欠損

タイルの欠損

風外による、棟の欠損

風外による、棟の欠損

木製の玄関ドアの補修

木製の玄関ドアの補修

6.高圧洗浄工事

「ご自宅を丸洗い」する作業です。塗装の前処理として非常に大切な工程です。外壁についた汚れや、チョーキングの粉などを除去するほか、カビやコケなども根こそぎ除去します。
これらをのこして塗装してしまうと、汚れの浮き上がりや、塗膜のはがれを引き起こしてしまいます。塗膜の密着度を上げ「長持ち塗装」する為には、丁寧に隅々まで洗浄する事が重要です。

やねかべパークでは、カビやコケ、藻などが多い場合は1ランク上の洗浄として、バイオ洗浄やトルネード高圧洗浄をご提案させて頂いております。
又雨樋の中、網戸、雨戸、塀やカーポートの屋根なども一緒に全て丸洗いさせて頂いております。

高圧洗浄工事


高圧洗浄工事

高圧洗浄工事

高圧洗浄工事

やねかべパークでは、「住宅診断」を基に、このように徹底した、下地補修、下地処理を行っております。
同じ塗料材で塗装しても「長持ち」の秘訣は、やねかべパークの「診断とそれを実行できる技術力」があるからです。