2023.02.02
- 塗装豆知識
外壁のひび割れがもたらすリスクを理解して問題の深刻化を防止しましょう!
外壁に線のようなものが入っている状態を見たことがある方は多くいらっしゃるでしょう。
それらは多くの場合ひび割れで、放置していると被害が発生することもしばしばあります。
その被害を防ぐには、ひび割れの種類や原因、リスクについて理解しておくことが大切です。
この記事を読んで、それらについての知識を深めてみてください。
□外壁のひび割れの種類と原因とは
ひび割れの種類としては、主に以下の4つがあります。
1つ目は、ヘアークラックです。
これは、幅が0.3ミリメートル以下の細いひび割れです。
ヘアークラックの原因としては、経年劣化や乾燥時間が不十分だったことなどが挙げられます。
また、弾性の素地や塗膜に硬質塗膜を塗装した場合にも発生することがあるため、施工が原因であることが多い傾向があります。
2つ目は、乾燥クラックです。
これは、乾燥する過程で発生するものです。
湿式工法を使用する場合には、その乾燥過程で水分が蒸発することで収縮し、それが原因になってひび割れが発生します。
3つ目は、構造クラックです。
建物の構造的な欠陥や、建物の不同沈下などから発生するのがこのひび割れです。
原因としては、構造的な欠陥から建物が揺れたり、歪んだ力が外壁材に働いたりすることが挙げられます。
4つ目は、縁切りクラックです。
これは、新旧の塗りつぎ面に発生します。
塗装作業中に作業を中止したり部分的にやり直したりすることが、この原因と考えられます。
□ひび割れがもたらすリスクを理解して問題を防止しましょう!
ひび割れが発生することによるリスクとしては以下のようなものが存在します。
まず、雨漏りです。
割れている部分から雨水が侵入することで、後々雨漏りしてしまう可能性があります。
最初は室内に影響はありませんが、その状態が長引くと室内で雨漏りしてしまうので注意しましょう。
また、建物の耐久性も低下します。
ひび割れの放置は、建物の劣化に繋がります。
水が侵入することで外壁材の下地が腐食してしまうため、最悪の場合外壁材を取り替えることが必要になります。
外壁内部の湿気が増えることで、シロアリが発生してしまうこともあります。
シロアリが発生すると建物が弱体化して、倒壊する危険性も高まってしまいます。
□まとめ
今回は、外壁のひび割れについて解説しました。
ひび割れが発生すると、雨漏りや耐久性の低下など、家へのダメージが多くなります。
手間や費用が必要にならないようにするためにも、メンテナンスを定期的に行うことが大切です。
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