2023.02.05
- 塗装豆知識
弾性塗料の特徴とは?弾性塗料は使える外壁と使えない外壁があります!
外壁塗装の際に使用される塗料の1つに、弾性塗料があります。
この塗料には他の塗料とは異なる特徴がありますが、使える外壁と使えない外壁が存在します。
今回は、弾性塗料のメリットやデメリット、使用できる外壁について解説します。
ぜひ参考にしてください。
□弾性塗料のメリットやデメリットとは
*メリット
ここでは2つの魅力を紹介します。
1つ目は、ひび割れしにくいことです。
弾性塗料は、その名の通り伸び縮みする性質があります。
そのため、外壁に塗ることで割れにくくなるのです。
ひび割れが発生しないことで外観も良くなりますし、雨風から家を守る効果も期待できます。
2つ目は、防水性が高いことです。
この塗料は、外壁との密着度が高いという特徴を持っています。
きちんと密着することで雨水が塗膜の内側に入りにくくなるため、防水性能が高まるのです。
*デメリット
1つ目は、耐用年数が短いことです。
耐用年数は8から12年程度ですので、他の塗料と比べて短いと言えます。
分厚く塗ることで耐用年数を伸ばす工夫ができますが、その分だけ費用もかさんでしまいます。
2つ目は、膨らみやすいことです。
弾性塗料は通気性が低いため、塗膜の一部が膨らむことがあります。
そうなると、放置していても元には戻らず、外観が悪くなってしまうので注意が必要です。
□弾性塗料が使える外壁と使えない外壁をご紹介!
弾性塗料は、その特徴から使える外壁と使えない外壁が存在します。
使おうと思っていたのに使えなかった、ということがないように、事前にきちんと理解しておきましょう。
使える外壁としては、モルタルが挙げられます。
モルタルの外壁では、塗り替えの際にひび割れが発生している場所に弾性塗料を使用することがあります。
そうすることで、家が振動に追従するようになり、ひび割れを防げます。
使えない外壁として挙げられるのは、サイディングです。
サイディングの外壁にこの塗料を使用すると、膨れが発生してしまう可能性が高くなります。
サイディングはモルタルに比べて熱をためやすいため、塗料を塗ると熱で膨らんでしまうのです。
そのため、サイディングには一般的な硬質塗料を使用するのがおすすめです。
□まとめ
今回の記事では、弾性塗料の特徴や使用できる外壁について解説しました。
魅力的な特徴がある塗料ですが、サイディングに使用することはおすすめできません。
使用したい外壁が弾性塗料に適しているか事前に確認した上で、塗装を依頼しましょう。
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