2023.04.11
- 塗装豆知識
シーリングとコーキングって何が違うの?シーリングの単価相場をご紹介します!
快適な住まいを維持するために欠かせないのが、シーリング工事です。
しかし、そもそもシーリングが何なのか、ご存知でない方もいらっしゃるでしょう。
そこで本記事ではシーリングの概要とシーリング工事の相場価格を解説しますので、ぜひご覧ください。
□シーリング工事には防水を付与する意味が!シーリングとコーキングの違いとは?
シーリング工事とは、密着性が高いシーリング材をパネルの間の目地に充填して、防水性や気密性のような機能を向上させる作業のことです。
建物の外壁材として利用されることが多いタイルやサイディングの間には、目地という隙間が生じます。
この目地を埋めているのが、シーリング材です。
このシーリングはおおよそ5年ほどで劣化が進み、ひび割れが起こります。
そうすると雨水が建物に浸入し、木材を腐食するため、定期的にメンテナンスが必要です。
シーリングをメンテナンスする際に必要になるコストは、後半に解説します。
建設業界では、シーリングと似たような単語として、コーキングが使われることがありますが、これらの違いは何なのでしょうか。
シーリングは日本語に直すと蓋をするであったり密閉するであったりという意味があります。
一方でコーキングはものを詰めるというニュアンスが強いです。
これらの意味の違いから、ふたつの違いがイメージできるのではないでしょうか。
ただ、両者の間にはそれほど大きな違いはなく、多くの方は同じ意味として使っています。
□シーリングの単価相場を解説します!
シーリング工事の費用は単位長さあたりの単価に、施工メートル数をかけて計算されます。
材料になるシーリング材によっても価格は変わってきますが、大きく価格に影響を与えるのが打ち替え工事と増し打ち工事の工事のスタイルです。
それぞれの工事について解説していきます。
まずは打ち替え工事です。
これは既存のシーリングを全て取り除いて、新たにシーリング材を充填していく工事です。
おおよそ1メートルあたり1000円が相場価格です。
次は増し打ち工事です。
これは既存のシーリングを残したまま、新しいシーリング材を充填していく工事です。
先ほどの打ち替え工事のようにシーリングを取り除く作業が不要であるため、安くなる傾向があります。
1メートルあたり500円から900円ほどが相場価格です。
□まとめ
シーリングとコーキングはニュアンスに若干の違いがありますが、多くの方は同じ意味として用いているのでそれほど気にしなくても良さそうです。
また、シーリング工事の相場価格としては増し打ち工事よりも打ち替え工事の方が高くなる傾向があるので、ぜひ知っておいてくださいね。
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