2023.04.30
- 塗装豆知識
防水工事の目的とは?基礎知識や具体的な工法をご紹介します!
降水量の多い日本では、雨水による被害を極力抑えるために、防水工事をするのが必須です。
しかし、防水工事の基礎知識について知っている方は多くないと思います。
そこで今回は、防水工事の基礎知識と具体的な工法について紹介します。
□防水工事の基礎知識
防水工事は、建物内部に水が入ることを防ぐためにする工事であり、定期的なメンテンスによって、水の浸入を防ぐ確率を高められます。
また、先述した通り、防水工事の目的は建物への水の浸入を防ぐことですが、それによるメリットが3つあります。
1つ目に、建物の強度を保つことです。
水が建物の内部に入ると、木造建築の場合、柱や梁、外壁を腐食し、コンクリートの場合、鉄筋が錆びることによって、建物の強度がどんどん弱くなってしまいます。
そのため、水の浸入を防ぐ防水工事をすることは大切です。
2つ目に、建物の外観や内観を保つことです。
建物に水が浸入しなくても、外壁や屋根などの雨にさらされる箇所は、染みや変色が発生しやすいです。
防水工事は染みや変色を起こしにくくするので、経年劣化を遅らせて、美観を保てます。
3つ目に、カビを防ぐことです。
カビは湿度の高い場所に発生するため、漏水が起こりにくい、防水工事がされた建物はカビの発生を抑えられます。
カビはアレルギーや病気の原因にもなり得るので、漏水を防ぐことは、建物だけでなく、人の健康にも繋がります。
□防水工事の具体的な工法
防水工事の工法は主に2つあり、「密着工法」と「絶縁工法」があります。
密着工法とは、下地と何層もの防水層を密着させる防水工事で、最もポピュラーな工法です。
下地と防水層が密着することで、間に空気を含まないため、車が通行しても耐えられる強度を保ちます。
一方、下地の状態に影響されるため、ひび割れや膨張の可能性があります。
絶縁工法とは、下地と防水層の間に空気を含ませる工法であり、下地の影響に左右されず、ひび割れや膨張の心配はあまりいりません。
ただし、強度は密着工法よりも高くないため、場所を選ぶ必要があります。
□まとめ
今回は、防水工事の基礎知識と具体的な工法について紹介しました。
防水工事をすることで、建物の被害を減らすだけでなく、私達の体への悪影響も防げます。
また、2種類の工法があり、その下地に合った工法を選ぶのをおすすめします。
今回の記事を参考にして、適切な工法を選んでいただけたら幸いです。
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