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2023.05.02

  • 塗装豆知識

アクリル塗料とは?メリットとデメリットをお伝えします!

アクリル塗料とは、どんな塗料なのかご存じでしょうか。
アクリル塗料は、外壁塗装工事を中心に様々な場面で使われる塗料の1つです。
そこで今回は、アクリル塗料の基礎知識と、メリットとデメリットをご紹介します。
 

□アクリル塗料ってそもそもどんな塗料?

 
アクリル塗料は、塗料にアクリル樹脂を混ぜた塗料です。
コストパフォーマンスが良いため、以前は広く普及していましたが、他の塗料の単価が安くなったことで、近年ではあまり使われない塗料となっています。
 
しかし、使いやすい塗料であるため、現在でもアクリル塗料を使う場合があります。
 

□アクリル塗料のメリットとデメリット

 
アクリル塗料のメリットを3つご紹介します。
 
1.お手頃な値段
 
アクリル塗料は費用が安いことが特徴です。
数年ごとに外壁を塗り直したい場合や、短期間で家を売却することが決まっている場合におすすめです。
 
2.豊富なカラーバリエーションと種類
 
アクリル塗料は発色が良く、カラーバリエーションも豊富です。
また、塗料として長く使われているため、各メーカーがさまざまな種類の塗料を販売しています。
 
3.使いやすい塗料
 
ほとんどのアクリル塗料がDIYでも多く使われている1液型で、誰にとっても使いやすい塗料です。
旧塗膜がアクリル塗料の場合は、シーラーを使わずに重ね塗りできるものもあります。
 
ただし、塗膜が劣化している場合は注意が必要です。
 
次に、アクリル塗料のデメリットを3つご紹介します。
 
1.紫外線に弱く劣化が早い
 
アクリル塗料は紫外線によって劣化因子であるラジカルが発生しやすく、劣化が早くなります。
数年で塗膜の光沢が失われて変色が目立つようになり、劣化が進むと、塗料の機能が発揮されにくくなります。
 
2.塗膜が硬く、ひび割れが起きやすい
 
一般的に、アクリル樹脂は常温では硬く、柔軟性を高めるために可塑剤が加えられていますが、紫外線によって可塑剤は約3~5年で抜けてしまいます。
可塑剤が抜けると塗膜の柔軟性がなくなり、ひび割れが起こります。
 
3.頻繁な塗り替えが必要
 
アクリル塗料は耐用年数が約5~7年と、他の塗料よりも短いため、塗り替えサイクルも短くなります。
内装や家具の塗装に使用すれば、室内で紫外線が当たらないので、外壁に比べて長持ちします。
 

□まとめ

 
今回は、アクリル塗料の基礎知識と、アクリル塗料のメリットとデメリットをご紹介しました。
使う目的や場面に応じて、費用やバリエーションの豊富さ、コストパフォーマンスなど、何を重視するか考えて使うことが大切です。

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