2023.05.05
- 塗装豆知識
外壁塗装の必要がない家はあるのか？放置してたらどうなるのか？
突然ですが、「ある程度古くても外壁塗装は必要ない」と考えている方が多いのではないでしょうか。
実はその考え、場合によってはかなり危険な考えです。
目に見えないところでも、年数が経つにつれて劣化は進行してしまいます。
今回は、外壁塗装の必要性としない場合のデメリットをご紹介します。
□外壁塗装が必要ない家はあるのか？
結論から言うと、外壁塗装が必要ない家は3つあります。
外壁塗装が必要ない理由を1つずつご紹介します。
1つ目は、外壁がタイルの家です。
タイルは非常に硬いため、傷や摩擦がつきにくく、紫外線による変色や褪色などの経年劣化もほとんどありません。
また、吸水性が強いため雨に強く、20～30年以上の耐久性が期待できます。
これらの理由により、タイルの外壁の家は外壁塗装の心配はいりません。
2つ目は、外壁がレンガの家です。
レンガの素材は、タイルのように雨風や紫外線に強いため変色せず、吸水性が低いこともあってカビや汚れがつきません。
そして、レンガは50年以上の耐久性が見込めるため、タイルよりもはるかに外壁塗装の必要がないと言えるでしょう。
3つ目は、サイディング工事から10年以内の家です。
ただし、種類によってはサイディング工事から10年以内であっても外壁塗装が必要な家もあります。
グレードの高いフッ素塗料、人気のラジカル塗料、シリコン塗料の3つのどれかを使用しているのであれば、問題ありません。
このように、3つの家の種類であれば外壁塗装の必要はありません。
しかし、この3つに当てはまらない家の場合は、家の外壁を見直す必要があります。
□外壁塗装をしないとどうなる？放置することで起きる問題
先ほど紹介した外壁塗装の必要がない家の条件に当てはまらない家をお持ちの方が一定数いらっしゃると思います。
そこで、外壁塗装をしなかった場合に考えられるデメリットを年数ごとに紹介します。
まず、約5年以上経った時に見られる劣化についてです。
約5年以上経つと、色あせやツヤ引けが見られます。
これは、劣化が進んでいるサインであるとみなせます。
続いて、約7年経つと、汚れやコケがつきやすくなります。
これは、塗料の撥水性（水をはじく性質）が弱まることで湿気がたまりやすく、汚れへの抵抗力が下がっているという証拠です。
さらに、約10年以上経つと、チョーキングやチョーキングを放置することで起きるクラック（ひび割れ）が見られます。
チョーキングは、外壁を触ると白い粉がつくことです。
この原因は、塗装効果が切れていることと考えられます。
チョーキング、クラックは共に劣化が加速していく可能性が高いです。
この段階になると、一般的に外壁塗装が必要となってきます。
そして、約15年経つと、剥がれが起きやすくなります。
剥がれとは、クラックから外壁の内部に雨水が入り、表面がボロボロになってしまうことです。
剥がれをも放置すると、最終的に外壁だけでなく内部まで水が入り、柱や土台が侵食されてしまいます。
そうなってしまうとシロアリ被害も出てしまい、外壁と内部の下地、柱の工事で費用が外壁塗装の倍になる可能性があります。
そのような事態を避けるためにも、家の外壁の様子を確認して、必要であればその外壁に応じた処置を念頭に入れておくことが大切です。
□まとめ
今回は、外壁塗装が必要ないと考えている方に向けて、外壁塗装の必要性と、しなかった時のデメリットをご紹介しました。
この記事を読んで、外壁に対して何かしらの対処の必要があるとお考えになられた方は、ぜひ一度、当社へご相談ください。
当社では、外壁塗装や屋根工事、防水工事をはじめとしてシーリング工事から大規模修繕まで行っています。
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