2023.05.19
- 塗装豆知識
屋根の構造はどうなっているのか?主な屋根の種類をご紹介します!
一口に屋根と言っても、屋根材や形状などによって種類が分かれます。
屋根は住宅の見た目・快適さを左右する重要な要素の1つであるため、構造から理解しておくことが大切です。
今回は、屋根の構造と屋根の主な形状の種類についてお伝えします。
□屋根の構造ってどうなっているの?
屋根には様々な種類がありますが、基本的に構造は一緒です。
1.垂木
垂木とは、屋根に傾斜をつける構造材です。
一般的に屋根の傾斜に沿って、上から下にかけて長い木材が使用されます。
横方向には、45センチメートル間隔で設置されることが多いです。
屋根面の荷重を支える役割があり、勾配のある屋根であれば必ず設置されている、屋根の基本です。
2.野地板
野地板とは、垂木の上に設置する板状の部材です。
ルーフィングや屋根材を後で乗せるための土台となっており、主に厚さ9ミリメートルまたは12ミリメートルのコンパネ材が使用されています。
耐用年数が20年~30年のため、屋根材と併せてメンテナンスを行いましょう。
3.ルーフィング
ルーフィングとは、野地板の上に設置する、屋根からの雨漏りを防止するためのシートです。
屋根からの雨漏りは、屋根材の破損のみで発生するわけではありません。
たとえ、屋根材が破損したとしても、ルーフィングに不具合が生じていなければ雨漏りに発展しないことから、屋根構造の重要な役割を担っているといえます。
□屋根の主な形状の種類をご紹介!
*切妻屋根
一般的な屋根の形で、「三角屋根」とも呼ばれます。
形状がシンプルなため設置コストが低いことが特徴です。
また、ソーラーパネルの設置がしやすく、屋根裏のスペースを有効活用できるロフトも設けやすいです。
*寄棟屋根
4つの屋根面で構成されています。
切妻屋根に面を2つ加えた形状なため、切妻屋根と同じように一般的な屋根の形であり、頑丈で雨風に強いことが特徴です。
また、厳しい日差しからも外壁を守れるため、建物自体の耐久性の向上にもつながります。
*片流れ屋根
1枚の大きな屋根が傾くように設置されている形のものです。
構造がシンプルなため、コストが抑えられ、ソーラーパネルの設置もしやすいことが特徴です。
近年では、現代風なデザインとしてこの形状の需要が高まっています。
□まとめ
今回は、屋根の構造と屋根の主な形状の種類についてお伝えしました。
屋根の構造は、表面に見えている屋根材だけではなく、その内部にも重要な役割があります。
役割を頭に入れたうえで、自分の求める屋根の形状を選択し、定期的にメンテナンスを行いましょう。
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