2023.06.03
- 塗装豆知識
防水性と耐水性の違いとは?防水塗料が何種類あるのかご紹介します!
外壁塗料は、種類によって色や機能が全く異なります。
その中でも特に、水に強い性質を持つ塗料は「防水性」と「耐水性」があり、一体どのような違いがあるかわからない方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、外壁塗装をご検討中の方に向けて、防水性と耐水性の塗料の違いをご紹介します。
□防水性と耐水性の違いとは?
「防水」と「耐水」は、どちらも水に濡れたときであっても、問題なく機能するという意味があります。
言葉が違うだけで意味合いは同じだと思いがちですが、少しニュアンスが変わります。
「防水」とは、「濡れてしまうことや水に浸かってしまうことが起きた場合でも、水が中に浸入してこない性質」であることを指します。
その一方で「耐水」とは、「水圧に強く、濡れた場合であっても差し支えなく機能する性質」であることを指します。
大きな違いとしては、「防水」は内側に水を通さないことであるのに対して、「耐水」は内側に水を通してしまっても耐えられることである点です。
そのため、「防水」は濡れてはいけない製品に使われることが多く、「耐水」は水に濡れてしまう可能性が高い製品で使われることが多いです。
□防水塗料は何種類あるのか?
ここで紹介する防水塗料は、合成樹脂を主成分としたものです。
そのうちの4種類の違いをご紹介します。
1.アクリル
アクリルの耐久年数は約5〜6年と、比較的短いです。
しかし、その分手ごろな価格で購入できます。
アクリルは発色が良く、重ね塗り用の塗料として使われることが以前に主流となっていました。
2.ウレタン
ウレタンの耐久年数は約10年で、耐久性はもちろん弾力性や密着性にも長けています。
しかし、紫外線に弱く、経年劣化による汚れや色あせが目立ってしまいます。
3.シリコン
シリコンの耐久年数は約10年〜12年であり、仕上がりも良いためコストパフォーマンスが高いと評判です。
ただし、弾力性には比較的劣るため、ヒビ割れには少し弱いかもしれません。
4.フッ素
フッ素は耐久年数が約15年〜20年と、圧倒的な耐久性を持ちます。
また、耐熱や耐寒、耐水性も高く機能面でかなり優れています。
価格はやや高めですが、定期的なメンテナンスの手間が省けるため大型建造物をはじめとして一般住宅でも使われています。
□まとめ
今回は、防水性と耐水性の違いと、防水塗料の種類と併せてご紹介しました。
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