2023.07.13
- 塗装豆知識
サイディング外壁に浮きが生じてしまうのはなぜ?原因と対処法を併せてご紹介!
どのような材料の外壁であっても劣化が発生します。
サイディング外壁の場合に発生する劣化の症状として、「浮き」があります。
どうしてこのように「浮き」が発生してしまうのでしょうか。
また、浮きが発生した場合はどのように対処していけば良いのでしょうか。
□サイディングの浮きが起こる原因とは?
サイディング外壁で浮きが起こる原因は2つあります。
1.防水性の低下
サイディングで浮きが発生する直接的かつ主な要因は、吸水による膨張です。
吸水をしたサイディングは膨張するのですが、乾くときは一律に乾いていくわけではありません。
表面だけが乾いた結果、縮み上がってしまいます。
このとき発生した収縮が、浮きを発生させるのです。
そのため通常、サイディングは吸水をしないようにコーティングされています。
しかし時間が経つにつれこのコーティングがはがれた結果、防水性が低下してしまうのです。
2.コーキングの劣化
コーキングとは、サイディングボード間のつなぎ目のことです。
このコーキングのひび割れは、雨水の浸入につながります。
結果としてサイディングボードが吸水し、先述したメカニズムのとおり浮きが発生してしまうのです。
□サイディング外壁の浮きを補修する方法をご紹介!
浮きを補修する方法は、その浮きが重度か軽度かで変わってきます。
*浮きが重度の場合
浮きが大きい場合やサイディングボードがめくれてしまっている場合です。
この場合、部分張り替えまたは全面張り替えとなります。
張り替えでは軽度の浮きの場合に比べ費用もかかってしまいます。
またサイディングボードは廃盤になることもあり、柄が揃えられないケースもあります。
*浮きが軽度の場合
浮きが軽度の場合は、当該箇所をビスやクギでとめる補修方法となります。
サイディングボード自体を取り換えるわけではないため、柄に関する心配も必要ありません。
このように、浮きが重度になってしまうと柄の問題も費用的な問題も発生してしまいます。
浮きを発見したら、すぐに対応していくことが大切です。
□まとめ
サイディングボードの浮きは、サイディングが水を吸収することによって発生します。
コーキングが劣化してひび割れている場合、コーティングが劣化して防水性が低下している場合に浮きが発生するのです。
また、劣化が激しくなると費用よりかかってしまいますし、柄も揃えられないリスクがあります。
浮きの発生が分かったら、すぐに対応していくことが大切です。
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