2023.06.04
- 塗装豆知識
シリコン塗料は何タイプ?木材塗装における基本知識をご紹介します!
注文住宅を検討する際に、家の外壁のデザイン性はもちろん、機能性もこだわりたいですよね。
しかし、色や機能の違いによる塗料の種類は非常に多いため、どのような塗料が良いかわからないという方も多いと思います。
そこで今回は、木材塗装とシリコン塗料に的を絞って、木材塗装における基礎知識やシリコン塗料のタイプをご紹介します。
□木材塗装における基本知識
1.木は呼吸するため、膨張や収縮を繰り返す
例えば、木は周りの湿度が高い時は湿気を吸い取り、周りが乾燥している時は水分を出して適切な湿度に調節します。
このように、自動的に湿度調整をしてくれる機能が木材にはあるため、快適に暮らすためにとても便利です。
たしかにこのようなメリットもありますが、外壁塗装の面ではデメリットになってしまいます。
外壁塗料には「塗膜」と呼ばれる保護膜があり、外壁を紫外線や雨風から守る機能を持ちます。
しかし、木材が湿度調整による膨張や収縮を繰り返すことで、塗膜の剥がれやヒビ割れが起きやすいです。
2.あまり長持ちしない
湿度調整機能で起こる膨張・収縮の影響で塗膜が劣化しやすく、長期間持たせることが難しいです。
通常のモルタルやサイディングの外壁に塗装をした場合であれば、約10年〜12年維持できます。
それに比べて木材の外壁塗装は、3〜5年で塗膜が使い物にならない状態になってしまう可能性が高いです。
また、上記の理由により他の外壁材には設けられている保証も、木材であれば対象外になってしまっているケースが多いため、注意が必要です。
□木材塗料のタイプとは?シリコン塗料は何タイプ?
木材塗料はヒビ割れが起きやすく長持ちしないため、木材外壁はいけないのかと思った方もきっといらっしゃいますよね。
しかし、塗膜を保護する機能を持つ塗料も開発されています。
シリコン塗料は塗膜を保護する機能を持つため、木材の外壁の方はシリコン塗料がおすすめです。
シリコン塗料には、「塗膜型」と「浸透型」の2種類があります。
1.塗膜型
木材の表面に塗膜を形成することで、浸透型の塗料よりも耐久性や耐水性が高いです。
また、クリア仕上げやエナメル仕上げなど、仕上げ方が多様であり艶の調整も可能です。
しかし、触れた時の質感は塗膜であるため、木材の質感をそのまま残したいという方にはあまりおすすめできません。
2.浸透型
木材内部に浸透するタイプであるため、触った時に木の質感が残ります。
また、重ね塗りが可能であるため、剥がす作業を必要とする塗膜型よりもメンテナンスが容易に行えます。
しかし、表面に塗膜を形成するわけではないため、耐水性や耐久性の面では劣ってしまうでしょう。
□まとめ
今回は、木材塗装における基礎意識とシリコン塗料のタイプについての2本立てでご紹介しました。
当社では、お客様のご要望をしっかりとヒアリングさせて頂き、安心と安全の外壁塗装をご提供しています。
外壁塗装についてご相談がある方は、是非当社までお問い合わせください。
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