2022.12.08
- 塗装豆知識
トタンとガルバリウム鋼板の違いや見分け方をご紹介!
「トタンとガルバリウム鋼板は似ている印象があり、違いがよくわからない。」
このようにお考えの方は多いのではないでしょうか。
この記事では、トタンとガルバリウム鋼板の違いや見分け方について詳しく解説します。
ぜひご覧ください。
□ガルバリウム鋼板とトタンの見分け方とは
両者には表面にメッキ層があり、その下の基材は鋼板が使われているという共通点があります。
ただし、表面のメッキ層には違いがあります。
それは、使われている素材です。
ガルバリウム鋼板にはメッキ層が亜鉛とアルミとケイ素が使われていることに対して、トタンは亜鉛が使われているという点で異なります。
それでは、見た目で両者を判断するためにはどこに注目するべきなのでしょうか。
結論から言いますと、表面にできる傷に注目することが見分けられます。
ガルバリウム鋼板は傷がつくと、自己修復作用によってアルミが表面を保護することによってさびを防止します。
一方、トタンに関しても傷が発生した所に亜鉛が膜を作るという作用がありますが、ガルバリウム鋼板の方が圧倒的にさびにくいと言えます。
したがって、さびにくさの違いから見分けるために、表面に発生する傷に注目することをおすすめします。
□ガルバリウム鋼板とトタンの違いとは
ガルバリウム鋼板とは、現在ではとても流通量が多い屋根材です。
施工しやすいだけでなく軽量で耐震性能が高いことが特徴として挙げられます。
また、耐用年数が高いことも長所です。
耐用年数は20〜30年といわれております。
なぜ耐用年数が長いのかというと、さびにくいからです。
ガルバリウム鋼板はさびることがないと勘違いしている方もいらっしゃるかもしれませんが、さびないわけではなく、さびにくいという点は押さえておきましょう。
トタンは、たくさんの屋根材がなかった時代に、多く使われていました。
特徴は、瓦よりも費用が安くて施工しやすいだけでなく、軽量で耐震性が高いからです。
それに加えて、つなぎ目が少ない形状のため雨漏りがしにくいというメリットもあります。
一方、断熱性や防音性が低いことや、耐用年数が短いというデメリットがあります。
耐用年数は10〜20年と言われており、この耐用年数の短さがガルバリウム鋼板との大きな違いです。
10年経過していなくてもさびが発生しているケースもたくさんあります。
□まとめ
今回は、トタンとガルバリウム鋼板の違いや見分け方について詳しく解説しました。
この記事があなたのお悩みを解決できていると幸いです。
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