2023.05.31
- 塗装豆知識
塗装工事の契約書で知っておくべきポイントとは?もしもの場合に備えよう!
塗装工事はトラブルが多く、「住宅相談統計年報2022」によると、契約と工事の内容が異なるという相談が相次いでいます。
契約書を確認することで防げるトラブルもありますが、難しい専門用語で読む気にならずに確認を怠りがちです。
今回は、塗装工事の契約書で知っておくべきポイントについてご紹介します。
後半ではトラブルが起きた場合の対処法もご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
□塗装工事の契約書を交わす前に知っておくべきポイントとは?
*契約書の種類と内容
塗装工事の契約書には5種類あります。
・工事請負契約書
・請負契約約款
・請負代金内訳書
・請求書
・保証書
それぞれの契約書の内容は次のとおりです。
工事請負契約書とは、業者と工事の完成を約束する契約を結ぶ書類です。
請負契約約款とは、契約に関する詳細な事項を取り決めている書類です。
請負代金内訳書とは、工事内容の詳細が記載されている最終的に確定した正式な見積書です。
請求書と保証書は一般的な用途と同じように使われます。
*契約書で特に注意すべき項目
注意して確認するべき項目は6つあります。
・基本情報(施主の名前、業者の名前、担当者の名前、住所、工期)
・契約年月日
・請負金額(契約金額)
・支払条件(支払日、支払い方法)
・保証内容(保証対象部分、保証対象期間、保証条件)
・署名、捺印
契約書は、施主と業者がそれぞれ保管する書類なので、複写式のものが良いでしょう。
□もしトラブルが起きた場合はどうしたらいいのか?
契約通り施工されていても、トラブルを完全に防げるわけではありません。
塗装工事においては様々なトラブルの可能性があります。
塗料の状態や対象素材によって状況が異なってくるため、専門的な知識が必要になる場合があります。
そのため、トラブルが起きた場合には自分自身での解決を試みるのではなく、第三者機関に相談しましょう。
具体的には、「独立行政法人国民センター」や「公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター」などがあります。
住宅リフォーム・紛争処理支援センターには住宅専門の相談窓口が設置されています。
また、弁護士に依頼することを考えている場合には、住宅のトラブルに対処した実績があるかを確認しておくと良いでしょう。
□まとめ
今回は塗装工事の契約書で知っておくべきポイントと、トラブルが起きた場合の対処法についてご紹介しました。
塗装工事のトラブルを回避するためには契約書をよく読み、疑問点を事前に解消しておくことが大切です。
紹介した注意すべき項目については、よく確認しておきましょう。
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