2023.07.14
- 塗装豆知識
外壁のコーキングの寿命や劣化症状について解説します!
水の浸入を防ぎ、外壁の負担を軽減することで劣化を防いでくれるのが外壁コーティングです。
しかしコーキングから時間が経つにつれ、その効果は弱まります。
放置しておくと、家の中に雨水が浸透することもあるため定期的なメンテナンスが必要です。
今回は外壁のコーキングの寿命と、劣化症状を紹介します。
□外壁のコーキングの寿命
コーキング剤は外壁素材の継ぎ目や窓と外壁の間、換気扇と外壁の隙間など家のあらゆる部分で使われています。
外壁コーキングの寿命は、5年〜10年程度です。
コーキング材はゴム状のため、時間が経つにつれて硬くなります。
外壁コーキングは雨にさらされたり、紫外線を浴び続けたりすることが多いため、劣化が早まります。
□コーキングの劣化症状
劣化を放置していると、雨水の浸入、さらには建物の腐食に繋がるため定期的に劣化していないかチェックすることが大切です。
普段何気なく見ているだけでは劣化に気がつかないことがあります。
ここでは劣化症状にはどのようなものがあるのか紹介します。
・痩せ
コーキング剤の厚みが薄くなっている現象を痩せといいます。
コーキングを打った際、厚みが足りなかったり寿命に近づいたりすることで生じます。
早急な対応は必要ありませんが、劣化が進むと柔軟性を持たせるコーキングの効果が減り、表面がひび割れの状態になります。
・ひび割れ
紫外線等により、コーキングの柔軟性を持たせる効果が減ることで、生じます。
放置しておくと、コーキングが裂けることや外壁との間に隙間ができることに繋がりますが、細かなひび割れの場合は経過観察で大丈夫です。
・剥離
痩せ、ひび割れからさらに劣化が進むと、外壁材とコーキング剤の間に隙間ができます。
プライマーと呼ばれる下塗り剤の塗り忘れや塗りムラにより密着が悪いことが原因です。
この状態のままでは隙間から建物の中に水が浸入する恐れがあるので早急な対応が必要です。
・破断
経年劣化や紫外線の影響により、コーキング剤の真ん中が裂けてきます。
そのため、新しいコーキングを打つ必要があります。
・欠落
劣化があまりにも進み、コーキングがとれてしまった状態のことです。
破断と同様、新しいコーキングを打ち直す必要があります。
□まとめ
外壁コーティングは建物を保護してくれる一方で放置しておくと、建物の腐敗につながります。
コーキング剤の寿命は5年〜10年ですが、日光や紫外線によって寿命にばらつきがあるため定期的に劣化していないか確かめることが大切です。
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