2023.06.06
- 塗装豆知識
外壁の塗装面積の計算方法をご紹介します!
外壁の塗装を考えていらっしゃる方で、ご自宅の外壁の塗装面積が分からないと悩まれる方は多いでのはないでしょうか。
そのような状況では見積もりで出される塗装面積、費用を見ても妥当なのか判断できません。
そこで今回は塗装面積を計算する方法について解説します。
□建坪と塗装面積の違いって何?
外壁塗装の見積書を見てみると、◯坪◯円のような表記で価格を設定していることがあります。
一般の方からすると、見積もりを建坪から出せるのでわかりやすいかと思います。
しかし、きちんとした見積もりは建坪からではできません。
外壁塗装は建坪ではなく、塗装面積が関係してきます。
建坪の情報だけでは塗装面積を正確に求めることができません。
等しい坪数の家であっても、高さや形、窓や玄関などの面積によって塗装面積は異なります。
例えば、長方形の家があったとします。
その家の床面積は、上から見たときの縦×横で求めることができます。
その長方形から、角の部分を削りとった形のL字の家があったとします。
面積は削られた角の面積分減りますが、外壁の面積はそのままです。
このように、外壁の面積は等しいのに床面積は違うといったことは多いです。
そのため、建坪からは外壁の面積が分かりません。
□外壁の塗装面積の計算方法をご紹介!
塗装面積を計算する方法は3つあります。
外壁塗装の場合には、塗らない部分の面積を考慮しなければいけないことに注意が必要です。
*メジャーを使って求める
メジャーなどを使って、外壁の外周と高さ、塗らない部分の面積を実測して計算します。
測量するには手間と時間がかかりますが、正確な数値を求められます。
計算式は次のようになります。
「塗装面積」=(外周×高さ)-「塗らない面積」
*図面から求める
立面図を使って外壁の高さ、平面図を使って外壁の辺の長さを求めます。
そして、高さと辺の長さを使って外壁の面積を求めます。
この面積から、窓や玄関などの塗らない部分の面積を引くことで塗装面積を求めます。
式に直すと次の通りです。
「塗装面積」=「外壁の合計面積」-「塗らない面積」
*延床面積から求める
この方法では、大まかな数字しか求めることができませんが、簡単にできます。
計算式は次の通りです。
「塗装面積」=「延床面積」×「1.2~1.4」
1.2倍から1.4倍されているのは、塗らない部分を考慮しているためです。
この係数に関しては、延床面積が大きい場合には小さい値にしたほうが、きちんとした塗装面積を計算できる傾向があります。
□まとめ
今回は外壁の塗装面積を計算する方法についてご紹介しました。
塗装面積を事前に知っておけば、見積もりを取ったときに妥当性が分からないという状況を回避できます。
簡単な方法もご紹介しているので、ぜひ実践してみてください。
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