2023.04.27
- 塗装豆知識
外壁塗装におけるクリア塗料とは?メリットと使用できない外壁も併せてご紹介します!
突然ですが、外壁をおしゃれにする方法をご存じでしょうか。
もちろん、外壁をデザイン性のあるものにすることも方法の1つです。
しかし、ちょっとした工夫として「クリア塗料」を外壁塗装に使用するだけでも周りと差がつく外壁を造れます。
そこで今回は、クリア塗料を外壁塗装で使用するメリットと、クリア塗料を使用できない外壁をご紹介します。
□クリア塗料を外壁塗装で使用するメリット
それでは、クリア塗料を外壁塗装で使用するメリットをご紹介します。
*外壁の色や柄をそのまま残せる
クリア塗料は文字の通り、色のない透明な塗料です。
そのため、こだわった外壁の色や柄を塗装で塗りつぶしたくない方は、クリア塗料での塗装がおすすめです。
*外壁を長持ちさせられる
塗料が透明のため、クリア塗料で塗装をしても効果がないのではないかと考える方もいらっしゃるかと思いますが、ご安心ください。
塗料の色が透明であるだけで、外壁を長持ちさせられる効果を発揮できます。
*既存の外壁に艶を出せる
クリア塗料で外壁塗装をすることで、外壁に艶を出せます。
外壁に艶が出ると、外壁そのものの色や柄をより美しく見えるものにできます。
*工期が短くなる、費用が安くなる可能性がある
色付き塗料で外壁塗装をする際は、下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りの工程が必要です。
しかし、クリア塗料であれば下塗り工程の必要がないため、中塗り・上塗りの2回塗りで済みます。
色付き塗料に比べて塗装回数が1回少ないため後期が短くなり、施工費や塗料費などのコストが抑えられる可能性があります。
ただし、工期は天候に左右されやすいことや使用する塗料によっては相応の量が必要であることを考慮する必要もあります。
□クリア塗料を使用できない外壁
クリア塗料の魅力がわかったところで、次にクリア塗料を使用できない外壁の種類についてご紹介します。
まずは劣化が著しい外壁です。
クリア塗料には表面の保護機能はあっても、色が透明のため塗装をしても傷やヒビ割れは透けて見えてしまい、おすすめできません。
また、チョーキング減少が起きている外壁も、塗装後に白ボケして見えてしまうため使わない方が良いと思われます。
次はクラック(ヒビ割れ)が起きている外壁です。
クリア塗料はクラックを保護できる性質を保持していません。
クラックを補修するためにはコーキング材を埋め、下塗り材を塗らなければなりません。
しかし、クリア塗装では補修跡が見えてしまうため、せっかくの外壁の見栄えが台無しになってしまいます。
最後は特殊コーディングされたサイディングです。
光触媒や無機塗料、フッ素塗料などで特殊コーディングされたサイディングが、近年増えてきています。
しかし、このようなサイディングの上にクリア塗装を行うと、剥がれてしまう可能性があります。
そのため、サイディングメーカーのカタログや施工要領書に記載されている、「クリア塗料をしないように」という指示を確認してください。
□まとめ
今回は、クリア塗料を外壁で使用するメリットと使用できない外壁の種類についてご紹介しました。
是非、こだわりの外壁造りのための参考にしてみてください。
当社では、住宅や店舗の外壁塗装から屋根工事などのシーリング工事から大規模修繕まで行っていますので、ぜひご相談ください。
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