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2023.03.08

  • 塗装豆知識

片流れ屋根にはデメリットも存在する?特徴について解説!

屋根の形状には寄棟や切妻、片流れなどさまざまな種類があります。
それぞれで特徴は異なるのですが、一方にだけ傾斜を持つ片流れ屋根にはどのような特徴があるのでしょうか。
本記事では片流れ屋根のメリットとデメリットについて解説します。

□片流れ屋根のメリットを解説します!

*太陽光パネルを設置できる

片流れ屋根は他の屋根よりも屋根の面積が広いため、太陽光パネルを多く設置できます。
傾斜を南向きにすると太陽光発電の効率が良くなるため、新築住宅では太陽光パネルの設置を前提に考えて、南向きに傾斜させているケースもあります。
もし、今お住まいの住宅の屋根が南向きに傾斜しているのであれば、太陽光発電を検討してみると良いかもしれません。

*初期費用やリフォーム費用を抑えられる

片流れ屋根はシンプルな構造なので、他の屋根に比べて材料費用や工事費用を安くできるという特徴があります。
また、このような初期費用だけではなく、メンテナンスの際にも費用がそれほどかからず経済的です。

*屋根裏に大きなスペースができる

「広い敷地を確保できず、収納スペースが足りなくて困っている」
このように敷地に関する悩みをお持ちの方は多いです。
そこで片流れ屋根を取り入れると、屋根裏を大きめの収納スペースとして利用できます。
ただ屋根裏は高さが140センチメートル以下で面積が階下の半分までの広さでないと延床面積に計上され、税金が高くなるので注意してください。

□片流れ屋根のデメリットを解説します!

一方で、片流れ屋根にはデメリットも存在します。
ここでは片流れ屋根のデメリットをご紹介します。

まずは屋根が劣化しやすいことです。
先ほども解説したように、片流れ屋根は他の屋根に比べて屋根面積が広いです。
そのため、雨天時に雨水を受ける量が多くなり、屋根が劣化しやすくなります。

また、日差しが当たりやすくなることから外壁も劣化しやすくなります。
妻側や軒先の反対側の壁面には太陽光や雨水が当たりやすいです。
雨水が当たりやすいことから、壁面からの雨漏りリスクも少し高くなります。
雨漏りが発生すると、建物内部の木材が腐食して住まいの寿命を縮めてしまうため、注意しなければなりません。

□まとめ

片流れ屋根のメリットとデメリットについて解説しました。
片流れ屋根には太陽光パネルを設置できたりコストを抑えられたりと魅力もありますが、屋根や外壁が劣化しやすいという注意点も存在しますので、良い点と悪い点の両方を考えてから取り入れるかどうかを決定してくださいね。

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