2023.02.13
- 塗装豆知識
立平葺きと縦ハゼ葺きの違いがわからない方必見!立平葺きと縦ハゼ葺きの特徴とは?
屋根の工法にはいくつかの種類が存在します。
それらの種類について正しく理解することで、自分の希望に合った屋根に仕上げることが可能になります。
そこで今回は、立平葺きと縦ハゼ葺きについて解説します。
ぜひ参考にしてください。
□立平葺きの特徴とは?
ここではまず、立平葺きの特徴を解説します。
これは、いくつかある金属屋根の種類のうちの1つです。
立平葺きは縦葺きという葺き方に分類され、屋根の頂点から軒まで1枚の板金でつくられていることが特徴です。
そのため、屋根のつなぎ目がなく、屋根材の下に雨水が入り込むのを防ぐ機能があります。
また、金属屋根の中でもかなり軽いため、重量が抑えられて地震に強くなります。
屋根を軽くしておくとその被害を少なくできる可能性が高まるので、地震が頻繁に発生する日本では安心して生活できるでしょう。
このようにメリットの多い屋根ですが、欠点も存在するので理解しておきましょう。
まず、雨の音が聞こえやすくなってしまうことが挙げられます。
長尺の屋根材であるため、他のものよりも響いてしまうのです。
そして、室温が上がりやすいという特徴もあります。
他の屋根材よりも熱を吸収しやすいため、夏場は暑くなることが考えられます。
□縦ハゼ葺きの特徴とは?立平葺きとの違いは?
縦ハゼ葺きには以下のような魅力や欠点が存在します。
*メリット
1つ目は、緩い勾配にも対応できることです。
雨水が流れやすいため、緩やかな勾配の屋根を取り付けられます。
また、勾配が緩いことで台風といった強風の影響も受けにくくなります。
台風は日本に住んでいると多くの地域で経験する災害ですので、この屋根を使用すると心配も少ないでしょう。
2つ目は、施工費用が比較的安いことです。
先ほども解説したように勾配が緩いため、足場を設置しなくても良い場合があります。
その上、屋根の面積が狭いため、他の屋根に比べて施工費や材料費を抑えられるのです。
*デメリット
デメリットとしては、デザインがシンプルになることが挙げられます。
また、色合いも制限されてしまうので、デザイン性の高い屋根にしたい方には向いていないでしょう。
□まとめ
今回の記事では、立平葺きと縦ハゼ葺きについて解説しました。
2つの工法は特徴が異なり、それぞれメリットとデメリットが存在します。
どちらの工法も魅力的ですが、より自分の好みに合ったものを選ぶと良いでしょう。
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