2023.07.08
- 塗装豆知識
美しい外観を保つには!紫外線に強い色をご紹介します!
太陽の光や紫外線による外壁の劣化を防ぐためには、紫外線に強い色の選択が重要です。
これらの色は、鮮明さを保ちつつ、色あせや変色を最小限に抑え、長期間にわたって美しさを維持します。
本稿では、色あせの原因と色あせしにくい色についてご紹介します。
□色あせの原因とは?
*紫外線による色素の変化
外壁は毎日、紫外線にさらされています。
人の肌と同じように、外壁も紫外線を浴び続けると、色があせてきます。
なぜ紫外線によって色あせるのでしょうか。
塗料の色は、顔料と呼ばれる原子が結合することによって構成されています。
顔料の結合部分が紫外線エネルギーによって破壊され、表面に浮き出、雨で顔料が流されることで色あせていくのです。
外壁を観察すると、南側が特に色あせているのは、太陽光が一番当たりやすいためだったのです。
*化学変化による変質
鉄部は酸素、水、日光によるさまざまな原因からさびて赤や黒に変色します。
□紫外線に強い色とは?
色あせを防ぐには、紫外線に強い色を選ぶことが重要だとお分かりいただけたでしょうか。
以下では、紫外線に強い色を3色取り上げていきます。
1.白
白は、最も色あせしにくい色です。
みなさんご存じの通り、白は光を反射する性質を持ちます。
そのため、紫外線のダメージを受けづらく、色あせが起こりづらいのです。
ただし、汚れが目立ってしまうのが難点です。
外壁に付着するほこり、排気ガスが目立ってしまいます。
色あせしないからといって、すぐに白を選んでしまわないようにしましょう。
2.黒
黒は白と異なり、光を吸収しやすい色になります。
紫外線のダメージを受けやすいのですが、色の原子の結びつきが強く、色あせしにくい色になっています。
3.青
赤、黄などの原色は色あせしやすい色になります。
しかし、青のみは光を反射しやすい色で、紫外線の影響を受けづらいです。
これらの色は、色あせしづらいですが、汚れが目立ちやすい特徴があります。
汚れが目立ちにくい色は、中間色になります。
白、黒、青に近い中間色を選ぶことで、色あせしづらく、汚れが目立ちにくい色になるでしょう。
□まとめ
白は光を反射するため、色あせしにくく、黒は光を吸収しつつも色あせしにくいという特徴があります。
また、青は紫外線の影響を受けづらい色です。
これらの色に近い中間色を選ぶことで、色あせしにくく、汚れが目立ちにくい外壁を実現できます。
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