2023.01.23
- 塗装豆知識
耐候性や耐熱性に優れているfrp防水のメリットやデメリットとは?
防水工事の工法の1つに、frp防水があります。
frpは昔にはない比較的新しい工法であるため、現在注目されています。
今回は、frp防水とはどのような防水なのかをご紹介します。
防水工事をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
□frp防水の基礎知識とは
frpとは、繊維強化プラスチック(Fiber Reinforced Plastics)の略称です。
ガラス繊維などの強化材で補強されたプラスチックのことを意味します。
frpは強度・耐久性・耐水性・成形性などの優れた特徴があるため、船舶や水槽、バスタブや自動車などに用いられます。
frp防水は、液状の不飽和ポリエステル樹脂に硬化剤を混ぜ、ガラス繊維などを加えて一体にした塗膜防水です。
frpの優れた特徴を活かして防水性に応用したもので、防水層が軽量で耐久性があり、耐熱性や耐候性に優れている特徴があります。
防水性能が高いのは、つなぎ目のないシームレスな層を作り上げるためです。
塗膜の硬化速度も早いので、層を作る作業でも1日で施工を終えることが可能です。
□frp防水のメリットやデメリットとは
ここからは基礎知識の方で少しご紹介しましたが、frp防水のメリットとデメリットを解説します。
1つ目のメリットは、防水性です。
frpはロケットや浴槽にも用いられるほど防水性が高く、他の防水工法よりも高い防水性があります。
2つ目のメリットは、頑丈であることです。
frp防水を行った場所は硬くて丈夫に仕上がります。
耐荷重性や耐摩擦性に優れており、ショッピングモールの屋上駐車場にも使用されています。
3つ目のメリットは、軽量であることです。
築年数が経っている住宅だと重い防水塗料が住宅の欠陥につながることもあります。
このような場合でも一平米あたり4キロ程度のfrp防水層がおすすめです。
デメリットは施工費用やメンテナンス費用が高いことが挙げられます。
他の工法の中でも少しだけ費用が高くなります。
また、施工場所が限られており、木造や広い面積の施工はできないこともデメリットです。
frpは硬くて頑丈であるため伸縮性が少ないため施工できません。
□まとめ
今回は、frp防水の基礎知識とメリットやデメリットをご紹介しました。
防水工事を行う際には、性能をみて工法選びからこだわることをおすすめします。
frp防水など防水についてわからないことがある方や、防水工事をお考えの方は、お気軽に当社までご相談ください。
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