2023.01.16
- 塗装豆知識
外壁のピンホールが発生する原因や発見したときの対処法とは
外壁に小さな穴が開いているとき、それはピンホールかもしれません。
ピンホールとは1~3mm程度の気泡がつぶれたような小さな泡です。
見栄え的に悪いこのピンホールに、どう対応すればよいか分からない方は必見です。
今回の記事ではピンホールについて、原因と対処法をご紹介します。
□外壁のピンホールが発生する原因とは?
原因の1つ目は、「塗料の希釈が不適当であること」です。
外壁塗装をするとき希釈が必要な場合がありますが、この希釈が濃かったり薄かったりするとピンホールにつながります。
2つ目は、「気温が不適当なこと」です。
気温が5度以下だと、塗料が乾燥しにくくなります。
そのため、冬の寒い日に塗装をするのはあまり良くありません。
3つ目は、「下地処理の時点で巣穴ができていること」です。
巣穴とは、「空気が溜まりやすい穴」のことです。
塗装後に巣穴から空気が抜けることで、ピンホールが発生します。
4つ目は、「ローラー塗装による不備」です。
塗料に対し適切な道具を使用しなかったり塗り方が粗雑であったりすると、ピンホールにつながります。
5つ目は、「乾燥時間が足りないこと」です。
下塗りや中塗りをした後に乾燥時間を十分にとらないこともNGです。
6つ目は、「塗装の厚みが不適切なこと」です。
必要以上の厚塗りをすると、表面だけ乾いて中身が乾かなくなり、ピンホールにつながります。
7つ目は、「塗装面が清掃されていないこと」です。
外壁の表面にゴミや水、油がある状態での塗装もNGと言えます。
□ピンホールを発見した時の対処法をご紹介!
まずは保証書の確認をしましょう。
ここで契約内容の確認をしておくことで、万が一適切な対応をしてもらえないときに権利を主張しやすくなります。
続いて、施工業者に連絡をしましょう。
ピンホールの大小にかかわらず、誠実な業者であれば適切な対応をしてくれるはずです。
ここで施工業者が対応してくれない場合、第三者機関に相談することも視野に入れましょう。
消費者生活センターに連絡をすることで今後の目処が立つかもしれません。
施工業者に対応してもらえない場合、他の業者に依頼することになります。
注意点として、DIYはあまりおすすめできません。
正しい施工をプロではない人がするには難しいためです。
□まとめ
ピンホールが発生する主な要因は、以下の7つが挙げられます。
・不適切な塗料の希釈
・不適当な気温下での作業
・下地処理時点での巣穴発生
・ローラー塗装による不備
・不十分な乾燥時間
・不適切な塗膜の厚み
・清掃されていない塗装面
また、万が一ピンホールが発生した場合は、まずは施工業者に相談しましょう。
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