2023.03.15
- 塗装豆知識
吹き付けタイルとは?メリットとデメリットをご紹介!
塗装工事には多くの工程が存在し、材料の種類も多いです。
吹き付けタイルは主にモルタル外壁に使用される仕上げの工程の1つですが、どのような特徴があるのでしょうか。
そこで本記事では吹き付けタイルのメリットとデメリットについて解説します。
□吹き付けタイルとは?メリットを解説!
吹き付けタイルとは、モルタル外壁に仕上げ塗装を行う際の工法の1つです。
ここからは吹き付けタイルのメリットをご紹介します。
*ひび割れに強い
吹き付けタイルの塗料素材には、弾力があるものとそうでないものの2種類があります。
弾力性が低い塗料素材は比較的価格が安いですが、ひび割れしやすいという特性があります。
弾力性が高い塗料素材だと、建物の動きに追従してくれるため、ひび割れしにくいです。
*耐久性が高い
吹き付けタイルは、エポキシやウレタンといった合成樹脂に、けい砂や寒水石などを混ぜ合わせたものを材料としています。
そのため、単にローラーを使って塗り重ねているものよりも耐久性が高く、下地に対する密着力も高いです。
*施工時間が短い
手塗りではなく、スプレーで施工していくため、広い面積を短い時間で塗装できます。
また、作業が比較的簡単であるため作業員の人数もそこまで必要なく、コストも抑えやすいです。
□吹き付けタイルのデメリットを解説!
では一方で吹き付けタイルにはどのようなデメリットがあるのでしょうか。
ここでは吹き付けタイルのデメリットを紹介します。
代表的なものとして、騒音が挙げられます。
先ほどスプレーを使って塗装すると申し上げましたが、このときにはコンプレッサーという空気を圧縮して送り出す機械を用います。
そのため、どうしても近隣の方に騒音で迷惑をかけてしまうのです。
作業自体は短くて済みますが、工事の際には近隣の方に挨拶しておくと良いでしょう。
また、塗料が飛散する恐れがあることも注意しなければなりません。
吹き付けをすると必ず塗料が飛び散ってしまいます。
そのため、周りを汚してしまわないように養生作業をしっかり行う必要があります。
また、塗料が飛散するので、無駄になる塗料も出てきてしまいます。
同じ面積を塗装する場合を考えると、ローラー仕上げと比較して多めの塗料が必要になるというわけですね。
□まとめ
吹き付けタイルは短い時間でコストを抑えて施工できるなどのメリットがありますが、騒音が出たり、塗料が飛散したりして近隣の方に迷惑をかける恐れがあるというデメリットも存在します。
今回ご紹介した内容を参考に吹き付けタイルの特徴を把握して、塗装の際に採用するかどうかを決めてくださいね。
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