2023.04.20
- 塗装豆知識
遮熱塗料を屋根に使用するメリットとデメリットをご紹介します!
屋根塗装を考える時、塗料は何を基準に選んでいますか。
塗料にはいろいろな効果を加えられます。
この記事では、夏場の暑さに困っているという方におすすめな遮熱塗料について、メリット・デメリットを紹介していきます。
□遮熱塗料って何?
遮熱塗料とは、太陽光を反射する機能を持つ塗料のことです。
屋根に塗ることで、太陽光が効率的に反射されるので、屋根材が太陽光を吸収しにくくなります。
その結果、家の中の温度が上昇するのを防ぐ効果があるのです。
□屋根に遮熱塗料を使用するメリット・デメリット
遮熱塗料にはメリットとデメリットがあります。
塗料を検討する際には、これらを理解しておきましょう。
*メリット
メリットは4つです。
1つ目は、夏の室内温度が下げられることです。
暑い夏をどう過ごすかというのは、家のことを考える際にも大きなポイントになると思います。
この塗料を使うことで、室内温度は2~3度下がるといわれています。
夏場の2~3度は、体感だと大きな違いです。
遮熱塗料は、暑い夏を快適に過ごす助けとなるのです。
2つ目は、電気代が削減できることです。
1つ目のメリットと関連してくることですが、室内温度の上昇が抑えられることで、冷房の使用頻度を減らせたり、設定温度を上げたりできるようになります。
室内温度が1度下がると、約10パーセントの電気代削減が見込め、家計にもプラスであるといえます。
3つ目は、耐用年数が長いことです。
遮熱塗料の耐用年数は、ほとんどの場合10~20年となっています。
一般の塗料よりも約1.5~2倍ほど長く、メンテナンスが楽です。
4つ目は、熱による劣化を防げることです。
屋根材は、太陽光の熱を直接受けると劣化が進みやすくなります。
遮熱塗料は太陽光によって表面温度が上昇するのを抑えてくれるので、熱による屋根材のダメージを減らせます。
*デメリット
1つ目は、費用が高いことです。
遮熱塗料は特殊効果を持つ塗料であるため、一般的な塗料よりも高価です。
しかし、塗料自体の費用は高いですが、耐用年数に優れているため、メンテナンスにかかる費用が削減されます。
結果として、塗装にかかる全体の費用は抑えられるので、長期的に見た場合はメリットとなりそうです。
2つ目は、冬場の保温効果がないことです。
遮熱塗料は暑い夏には最適ですが冬場の保温効果は持ち合わせていません。
そのため、冬場の寒さが厳しい地域に住む方にはあまり適さないでしょう。
3つ目は、表面が汚れると効果を発揮できないことです。
表面が汚れることで、熱を反射しにくくなり、効果が下がります。
しかし、定期的な塗膜の洗浄で遮熱効果を維持できます。
□まとめ
遮熱塗料について紹介しました。
遮熱塗料は、夏の暑さやメンテナンスにかかる経済面にとっては良いことばかりです。
しかし、一部地域の方にとっては適さない場合もあります。
屋根塗装を検討する際には、お住まいの地域やライフスタイルに合わせて考えましょう。
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